被爆と終戦から64年
<社員ブログ>
2009/8/11
◆事業開発部 谷
日本への原子爆弾投下から64年が経過した。
被害者は広島で10万人以上、長崎で5万人以上と、他国によるこれほど多くの
非戦闘員の殺戮は、歴史上あまり例を見ない。
当時の写真が公開されているが、目を覆いたくなるような痛ましい光景であり、
いつ見ても目頭が熱くなる。戦争の終結にはこれほど多くの犠牲があったのだ。
加えて、被爆の影響は後を絶たず、今年も1年間で67名の方が亡くなった。
原爆の後遺症で苦しむ人はまだまだ多いそうである。
戦争を始めたことの反省から、日本は一切の攻撃用の兵器を有しない専守防衛の
国となって21世紀を迎えた。
しかし、最近は近隣諸国の武力の脅威から、この考え方が揺らぎ始めていないか
不安である。
政界再編の可能性がある中で、各党とも特色のあるマニュフェストを出そうと
必死なのであろうが、我々はもっと歴史から学ばねばならない。
日本は世界で唯一の被爆国であり、製造できる技術を有しているにも関らず、
敢えて原子爆弾を製造しない唯一の国である。私はこのこと自体に意味があるのだと思う。
軍事力も有さず、原子爆弾も有さない。
しかし、日本は国際社会の中で独自の存在感を発揮している国である。
GDPは世界第2位であり、国際紛争、貧困等、各種の国際問題に対する拠出額も
米国に次いで多い。
和食、アニメ、ゲーム等の日本の文化は世界中に広がり「Cool Japan」とまで
称されるようになっている。
環境問題に対しても日本は様々な解決の手段を有している。
「核兵器の無い世界」を唱える米国オバマ大統領の核廃絶への道程は
厳しいのかもしれない。
だが、日本だけは「核廃絶」を世界に唱える正当性と「世界平和」を世界に唱える責任が
あるのだと思う。
今年、初めてIAEAの事務局長に日本人が就いたことは私にとっては象徴的な
出来事であった。これまでIAEAは、最も多額の費用を掛けて日本が核兵器を
開発しないか監視してきたのである。
「核兵器の無い世界」へ向けて、日本のリーダーシップが試されるのはこれからである。
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